優待クロス銘柄のお得度ランキング【2021年8月】

クロス取引

主な優待クロス8月銘柄について

  • 優待券の市場価値
  • 貸株料を経費としたお得度ランキング

をご紹介いたします!

こちらは週末にツイッターでつぶやいたものですが、次週のコストで計算したバージョンを、以下の記事でご紹介いたします。

市場価値

データは2021年8月6日時点のものです。相場は変化しますのでご注意ください。
大手オークションサイトにおける直近の落札状況を元に、独自で平均金額を算出しました。

まず、優待券の額面がハッキリしている銘柄です。

コード 銘柄 市場価値 備考
8167 リテールパートナーズ 105.00% JCBギフトカード
9414 日本BS放送 100.00%
4668 明光ネットワーク 100.00% クオカード
3048 ビックカメラ 95.00%
7513 コジマ 94.10%
7581 サイゼリヤ 94.00%
7630 壱番屋 92.50%
3543 コメダ 92.40%
7545 西松屋 90.00%
9861 吉野家 89.10%
2882 イートアンド 86.00%
8200 リンガーハット 83.60%
7611 ハイデイ日高 83.00%
7514 ヒマラヤ 82.00%
3046 ジンズ 80.00%
9993 ヤマザワ 77.00% ギフト券可
3548 バロック 73.80%
3387 クリレス 73.30%
7445 ライトオン 72.00%
2686 ジーフット 67.50%
9979 大庄 63.30%
3198 SFP 62.50%
4343 イオンファンタジー 59.30%
2157 コシダカ 55.00%
3222 USMH 54.10%
8276 平和堂 49.00%

店舗が多い金券(特に小売)は評価が高く、ほぼ現金相当です。

  • 店舗が少ない
  • 売っているものが専門的
  • 額面があっても実は割引券

このような場合、優待券の評価は低めとなりますね。
また、昨今の事情で飲み屋さん色の強いチェーン店は 依然として厳しいようです。

次に、優待券の額面がなく 枚数が単位の銘柄です。

コード 銘柄 市場価値 備考
2305 スタジオアリス 5,500円 1枚
9946 ミニストップ 280円 1枚
8168 ケーヨー 2,400円 カード
9418 USEN-NEXT 70% 3か月分で計算
2735 ワッツ 予想80% オンラインコード

スタジオアリスは、従来1枚が3,000円台でしたが、最近なぜか高騰しています。しかし、これは一時的なものでしょう。

USEN-NEXTは、この巣篭もり需要の中で個人的におすすめの優待です。

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お得度ランキング(経費率)

まず、おさらいになりますが
クロス取引のコストは以下の合計です。

  • 日数分の貸株料(売りポジション)
  • 取引手数料 ※必要な場合
  • 金利(買いポジション)※信用買→現引時

たいていは権利付き最終日まで日数がありますので、コストのほとんどは貸株料になると思います。これを経費と考えます。

一方、株主優待券の価値は額面だけでなく

  • 使い勝手
  • 満足度(好み)

といった 主観で大きく変わると思います。
しかし、ここでは客観的な価値を調べるために、額面に対して

  • 市場価値を掛け
  • さらに9割掛け

で実質の価値を計算してみます。

経費率を「貸株料÷実質価値」と定義して、経費率を求めてランキングにしました。

一般信用売りの在庫争奪戦の厳しさは、

  • 優待自体の人気
  • 証券会社による貸株の調達量

この2点が大きく影響します。

貸株の事情は 少し難しくて わたしもよく分かっていません。課題ですね。

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とり子

しかし、株主優待の人気ならば 客観的な価値を調べれば 何となく知ることができるでしょう。

貸株料は

  • 日興証券の1.4%
  • 次の週末2021/08/13約定イメージ→16日分(月末権利銘柄)

で計算しています。

コード 銘柄 額面 実質 貸株料 経費率
7445 ライトオン 3,000 1,944 46 2.37%
2305 スタジオアリス 4,950 140 2.83%
2157 コシダカ 2,000 990 32 3.23%
9979 大庄 3,000 1,709 60 3.51%
9418 USEN-NEXT 6,567 4,137 151 3.65%
3198 SFP 4,000 2,250 84 3.73%
3387 クリレス 2,000 1,319 52 3.94%
2686 ジーフット 1,000 607 25 4.12%
3222 USMH 3,000 1,460 66 4.52%
7545 西松屋 1,000 810 37 4.57%
7513 コジマ 1,000 846 42 4.96%
9861 吉野家 3,000 2,405 125 5.20%
9946 ミニストップ 1,260 88 6.98%
2735 ワッツ 2,200 1,584 112 7.07%
9414 日本BS放送 1,000 900 68 7.56%
9993 ヤマザワ 2,000 1,386 106 7.65%
3548 バロック 1,000 664 52 7.83%
8167 リテールパートナーズ 1,000 945 75 7.94%
2882 イートアンド 2,000 1,548 123 7.95%
4668 明光ネットワーク 500 450 36 8.00%
3048 ビックカメラ 1,000 855 69 8.07%
7581 サイゼリヤ 2,000 1,692 148 8.75%
7514 ヒマラヤ 1,000 738 66 8.94%
4343 イオンファンタジー 2,000 1,067 112 10.50%
8200 リンガーハット 1,650 1,241 134 10.80%
3046 ジンズ 5,000 3,600 445 12.36%
8276 平和堂 1,000 441 56 12.70%
7611 ハイデイ日高 1,000 747 103 13.79%
3543 コメダ 1,000 831 125 15.04%
8168 ケーヨー 2,160 523 24.21%
7630 壱番屋 1,000 832 297 35.70%

当然の結果なのですが、お得度は 概ね 一般信用売り在庫のレア度と比例します。
在庫は お得なクロス銘柄から先に無くなる わけですね。

上の方は「なる早」で確保したい銘柄たちで、下の方は「直前でも大丈夫」な銘柄たちであろうと予想することができるでしょう。作戦を立てるときのヒントにしてみてください。

とはいえ

たとえば、リンガーハットの株主優待は このような株数のラインナップがあります。

株数 枚数 額面 100株当たり
100株 3枚 1650円 3枚
300株 7枚 3850円 2.33枚
500株 12枚 6600円 2.4枚
1,000株 25枚 13750円 2.5枚
2,000株 50枚 27500円 2.5枚

銘柄の多くは 100株だけに株主優待が設定されていたり、株数が増えるにつれ 100株当たりの内容が減ってゆく設定だったりします。配当金と違い、たくさんの株数で権利をとっても 比例した内容の株主優待がもらえる銘柄は多くありません。

ですので、リンガーハットのように 100株で3枚なのに、20倍の2,000株でも 100株当たり2.5枚「も」もらえる点は、わたしには魅力的に映るのです。

このような考え方をする人がいる以上、利回りやお得度とは別の事情で 1人当たりが確保したい株数の分、在庫が厳しくなる銘柄も存在するでしょう。

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権利月の当月になると

レアじゃない銘柄の在庫も無いのだけど

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とり子

なんて状況もあります。

でも、今年の様子を見ていると 寸前に大量の補充がある例もありました。
今年の6月の日興証券のマクドナルド・すかいらーくは、在庫たっぷりでしたよね!

もっとも、争奪戦でない時間帯に突発で大量の補充があっても、そのタイミングでスタンバイしていること自体が運 になってしまいます。ですので権利月当月くらいの時期ならば

  • 取れるものだけ取りながら
  • 出たとき拾えたら いいな

くらいのスタンスがおすすめです。

どうしても欲しい銘柄がある場合は、3か月前から注目して 2か月前には動き始める、このくらいが相変わらずの現状かもなぁ、と感じています。

それでは8月9月 消耗しない程度に がんばりましょう♪

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とり子

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