在庫レア銘柄はいつクロスする?お得なの?

クロス取引

在庫がレアな銘柄は

  • 一体いつクロスすればよかったの?
  • どれほどのコスト(貸株料)がかかったの?
  • 実際に利益が出たの?

この疑問を、2020年8月優待の 実際の結果を振り返りながら 検証してみます。

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とら

在庫がレアって?

一般信用売りは、証券会社が設定した可能株数の上限(在庫)があります。あまりにも株主優待が人気だったり、貸株の量 自体が少なかったりすると、一般信用売りとして貸し出せる株が不足してしまいます。権利付き最終日はもちろんのこと、権利日の1か月前、いやいや?2~3か月前でも在庫が無い銘柄も存在します。このような状況の銘柄を「在庫がレア」と呼んでいます。

なお、本記事の見解は あくまでも結果論です。一般信用売りの供給量は、その時々で状況が変わると考えてください。もちろん、毎度おなじみの銘柄に制度信用の逆日歩がつくように、銘柄による傾向やクセはあるかもしれません。

厳しい争奪戦を避け ロングクロスでクロスするためには、こんなに前から?こんなにコストかけて?クロスしなければならないか、が分かります。

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とり子

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とる造

これが良い方法という話ではなく、そうそう上手い話はないんじゃよ・・と申し上げたい。

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在庫レア銘柄の取引履歴

こちらでご紹介する推定在庫は  個人的な予想 です。

権利落ち日の前場が始まると、現渡などで一般信用売りが一斉に返済されて在庫が急回復します。最低限 この株数以上はクロスに使われていた可能性がある?と考えることができます。

ポプラ

コンビニのポプラです。さて、いきなりなのですが、変わった銘柄でした。在庫がレアだったにも関わらず逆日歩がつかなかったのです。

優待の内容

お買い物券(金券)です。

株数 額面 100株当たり
100株以上 1,000円分 1,000円
500株以上 1,500円分 300円
1,000株以上 2,000円分 200円

株数を重ねても、もらえる額面は限られいて 利回りもイマイチです。ほとんどの人が100株を狙うでしょう。

在庫と逆日歩

推定在庫:7,200株以上(極少)

逆日歩:0.05円(僅少)

日興・楽天ともに数回、それも数千株しか供給されませんでした。現実的に一般クロスが不可能な銘柄です。しかし、制度の逆日歩がつきませんでした。事情に詳しそうなツイッターの方が「制度で余裕」みたいな発言をされていて、その通りでした。在庫がレアだからといって必ずしも逆日歩を恐れなくて良い銘柄もあるようです。

取引履歴

7/10と7/17にクロスしました。約1か月半です。それ以前も以降も ほぼ在庫が無い銘柄でした。

1,000株のコストは 709円でした。

コンビニで使えますので、クオカード並み 額面の9割以上の価値があると考えられます。額面通り2,000円の価値がある金券です。

35%がコスト 1,300円程度の儲けとなってしまい、わざわざ在庫レアな銘柄を10単元1,000株 欲張る価値はありませんでした。100株で複数名義ゲットする選択が正解だったといえるでしょう。

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ライトオン

モールで よく見かけるカジュアル衣料品のお店です。今年は本当に在庫が出ませんでした。以前は、もっと在庫が出ていたよう記憶しているのですが。

優待の内容

お買い物券(金券)です。

株数 額面 100株当たり
100株以上 3,000円分 3,000円
500株以上 5,000円分 1,000円
1,000株以上 7,000円分 700円

株数を重ねても、もらえる額面は増えますが 利回りはイマイチです。ほとんどの人が100株を狙うでしょう。100株の選択が大変お得です。

逆日歩と在庫

推定在庫:39,800株以上(僅少)

逆日歩:8円(上限だが限定的)

楽天は出ず、日興も5~6回 それも多くて数千株しか供給されませんでした。現実的に一般クロスが難しい銘柄です。制度信用の逆日歩は上限までつきましたが、日数がたった1日で 株価も安めなので 知れています。100株ならば、額面3,000円の優待券を 800円の逆日歩支払いで逃げ切れた わけですから、今回の権利は 制度クロスが大正解でした。

ただし、制度信用には売り禁(信用取引自体の規制で新規売り注文&クロス取引ができなくなる)というリスクがあります。これを事前に予想することは難しいようで、権利付き最終日よりも数日~数週間前にクロスしておく くらいしか対策がありません。実際、今年は売り禁になった銘柄が結構あり、株主優待が人気のコロワイドやクリエイト・レストランツ、ANAが売り禁のためクロス取引自体ができなくなりました。

取引履歴

6/1にクロスしました。実に約3か月です!今回の最長クロス銘柄となってしまいました。6/1の当初は、きっとこの先 在庫の補充があって持ち替え(クロスの建て直し)ができるだろう と思い在庫補充を待っていましたが、一向に まとまった株数の補充が無く、結局ずるずる建て直しもできないまま3か月引っ張ってしまいました。

1,000株のコストは 1,927円でした。

アパレルのお買い物券は価値が低めで6~7割と考えられます。額面7,000円は、約5,000円の価値がある金券です。

40%がコスト 約3,000円の儲けとなってしまい、わざわざ在庫レアな銘柄を10単元1,000株 欲張って確保する価値はありませんでした。100株で複数名義、さらに制度が正解だったといえるでしょう。注意喚起の逆日歩をMAX食らっても制度が正解でした。逆日歩の日数(受渡日が週末でない)と株価自体の価格帯(安い株価だと逆日歩も安い ※低位株を除く)の影響は大きいですね。

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ジーフット

モールで よく見かける靴屋さんです。早い時期なら、まあまあ在庫を見かける銘柄です。しかし、制度売りができない非貸借銘柄という事情もあり、早めに在庫が無くなってしまいます。

優待の内容

お買い物券(金券)です。

株数 額面 100株当たり
100株以上 1,000円分 1,000円
1,000株以上 5,000円分 500円
2,000株以上 10,000円分 500円

1,000株以上は利回り半減ですが、実は半減程度なら まだマシな方です。元々の利回りが良い銘柄なので、1,000株や2,000株を狙う人は多いでしょう。

逆日歩と在庫

推定在庫:501,600株以上(多め)

逆日歩:-(非貸借銘柄)

在庫がそこそこ厳しいイメージの銘柄なのですが、ちゃんと調べてみると それなりに在庫があった銘柄なのですね。日中に在庫がある状態で放置された日も、何日かあったようです。しかし、在庫の出た時期に注目すると 1か月前では完全に遅いという 厳しい銘柄であることがわかります。たとえ、のべ50万株たくさんの在庫があったとしても

  • 制度クロスができない
  • 10単元や20単元も人気

そういった事情があると、在庫がレア銘柄になってしまう と言えるでしょう。

取引履歴

最終的に7/14にクロスしました。それ以前にも一旦クロスして持ち替え注文をした記憶があります。

2,000株のコストは 4,901円でした。

アパレルのお買い物券は価値が低めで6~7割と考えられます。額面10,000円は、約6,000円の価値がある金券です。

なんと ほとんどがコストで たった1,000円程度の儲けとなってしまい、わざわざ在庫レアな銘柄を20単元2,000株 確保する価値はありませんでした。非貸借なので制度というわけには行きませんし、時期が後だと争奪戦に巻き込まれます。正直、自己消費だとか 感情的に一度とってみたいとか、どうしても欲しい場合にのみ、やるべきことでした。

在庫が出た時期を考えると、50万株に飛びついた大勢が似たような思いをしていると想像できます。みんなしょっぱい気持ちのはずです。こういった銘柄で儲かっているのは、証券会社と貸株をした人だけかもしれません。

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コジマ

♪こ~じまっ、です。早い時期には、まあまあ在庫を見かけた銘柄ですが、直前は全く見かけなくなるレア銘柄です。

優待の内容

お買い物券(金券)です。

株数 額面 100株当たり
100株以上 1,000円分 1,000円
500株以上 3,000円分 600円
1,000株以上 5,000円分 500円
3,000株以上 15,000円分 500円
5,000株以上 20,000円分 400円

500株以上は利回りほぼ半減ですが、半減程度なら まだマシな方です。1,000円分だと物足りないので、どうせなら500株以上を狙う人が多いと思います。最大の50単元 5,000株まで現実的にも狙えるでしょう。

逆日歩と在庫

推定在庫:1,225,900株以上(多い)

逆日歩:4.1円(上限は4.8円)

在庫が厳しいイメージの銘柄ですが、早い時期(2~3か月前)なら ちゃんと在庫の供給があった銘柄です。1か月強前の楽天でも出ていたのですね・・一瞬で売り切れましたが。たとえ、のべ100万株もの大量在庫があったとしても

  • 金券自体の価値が高い
  • 複数単元でとる人が多い
    →たとえば10単元以上が当たり前だと在庫は実質1/10未満の株数

こういった事情があると、在庫がレアな銘柄になってしまう といえるでしょう。

取引履歴

主に6/25にクロスしました。上限まで行くつもりが200株だけとれず、後から追加しました。

5,000株のコストは 9,525円でした。

家電量販店のお買い物券は価値が高く9割以上と考えられます。額面20,000円は、約18,000円の価値がある金券です。

約半額がコスト 9,500円程度の儲けとなってしまいました。しかし、金額がまとまっているので、個人的には満足です。一番バランスの良い選択は、500株の額面3,000円だと思います。

逆日歩が地味についており、4.1円は 1,000株以上の場合、逆日歩支払いが実質価値とほぼ同額になってしまいます。一般信用でクロスして正解だったパターンです。結果論ですがね! 複数単元の額面アップ優待を狙う場合、どうしても株数が大きくなってしまい、逆日歩のインパクトが大きくなります。一般信用であれば、事前に損得が計算できるため 割りに合わないとしても、最低限 損に沈むような結果を避けることができます。

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クリエイト・レストランツ

今回ずいぶん早く、権利付き最終日より1週間以上前の8/18に売り禁の規制が発表されたクリレスです。売り禁になってしまうと、一般信用はもちろん、制度信用でもクロスができなります。クロス勢には 一番困るパターンです。売り禁になる前にクロスしたポジションでも、現引が済んでいれば問題ありません。しかし、売り禁になると現引も禁止になるので、何らかの事情で信用買いのままだった場合も 残念な結果になります。クロスで人気の銘柄は、たとえ制度クロスのつもりでも、少し早めにクロスしておく選択も頭に入れておきましょう。

※ただし、楽天証券の一般信用売りは規制下でもできる場合があるようです。

優待の内容

お食事券です。

株数 額面 100株当たり
100株以上 2,000円分 2,000円
200株以上 4,000円分 2,000円
400株以上 6,000円分 1,500円
600株以上 8,000円分 1,333円
1,000株以上 10,000円分 1,000円
3,000株以上 16,000円分 533円
6,000株以上 24,000円分 400円
9,000株以上 30,000円分 333円

株数のバリエーションがたくさんありますね。他の銘柄と同様、多くなるにつれ じわじわ単価と利回りが下がって不利です。

我が家では 1,000株を選択 しました。できれば高額を狙いものの 利回りがベストの半分までなら許せるかな?と考えたためです。

逆日歩と在庫

推定在庫:1,625,200株以上(潤沢)

逆日歩:11.2円(対通常100%)
売り禁:2020/08/18

7月初旬まで、余裕をもって一般クロスをする機会がありました。1か月前では手遅れで、できれば2か月前、6月いっぱいでの決断が必要だったようです。

人気銘柄で、日興でこれだけ在庫の供給のあったにも関わらず、楽天では一切出なかったことは残念でした。

また、売り禁になった後は新しくクロスができないはずですが、それでも権利付き最終日には逆日歩がしっかりとつきました。ほとんどの株数で、逆日歩の支払いが実質価値とほぼ同額になってしまいました。売り禁になる前に、事前に制度でクロスしていても、新しく制度でクロスをする人がいないとしても、逆日歩はしっかりとついたのです。

取引履歴

主に7/3にクロスしました。

1,000株のコストは 1,451円でした。

チェーン店のお食事券は7~8割程度と考えられます。額面10,000円は、約7,000円の価値がある金券です。クロスだけでなく純粋に株主優待も人気の銘柄で、コストが20%なので十分満足でした。今回は売り禁になり逆日歩もついたので、一般クロスの選択が輝いた銘柄だったといえるでしょう。

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まとめ

在庫がレアな銘柄を一般信用でクロスするためには、権利日の

  • 3か月前が基本
  • 2か月前ならラッキー
  • 1か月以内は現実的に不可能

さらに

  • 利回り(≒100株当たりの額面単価)が高くなる株数を選ぶ
  • 株数を欲張ると額面を超える貸株料になること多い

注意と工夫が必要です。結局のところ

  • 利益目当てでなく自己満足

といえる部分が大きいと思います。

  • 膨大な貸株料を支払うロングクロスにしろ
  • 思いがけない逆日歩を支払う制度クロスにしろ

普通の株式投資と同様、銘柄ごとに その時々で事情が変わります。

  • 在庫がレアな銘柄
  • 在庫がある普通の銘柄
  • 制度クロスする銘柄
  • クロスでなく買いだけの銘柄

色々な銘柄を できるだけ多くを集め混ぜることによって、勝ち負けがミックスされ トータルの勝利、安定した利益ゲットにつながるでしょう。実はわたしも、レアな銘柄ばかりを狙うわけではありません。利回りが良く 在庫もそこそこある銘柄(制度でも大丈夫!と思われている銘柄は一般在庫も余裕がある)や、利回りが悪くても額面がまとまった金額になる銘柄、そして感情的に欲しい銘柄(笑)などを混ぜ、たくさんの銘柄を分散投資のようにクロス取引しています。

最後に、2~3か月のクロス取引ことロングクロスの 在庫や貸株料以外のメリット・デメリットをご紹介いたします。

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ロングクロスのメリット

在庫争奪戦で消耗しない

もうクロスしているので、

  • 出るかな?と毎日チェックしたり
  • 取れるかな?と毎日スタンバイしたり

一喜一憂することはありません。毎日のチェックやチャレンジ、とれた(喜)とれない(泣)をゲーム感覚で 楽しめる人は良い と思います♪

売り禁になっても大丈夫

最近増えているのがこれです。一般を狙っていても在庫が出ない、最悪制度があるから・・と何日も待っていると、売り禁(信用売り自体が規制で禁止)になり クロス取引ができなくなるパターンです。

ロングクロスのデメリット

株主優待自体が改悪・廃止になる可能性

こちらも最近増えています。クロス取引だけでなく個別株投資の人たちにも影響がありますが、クロス取引の人も従来は「もらえる前提」で取り組んでいました。しかし、最近 次の権利日の株主優待をどうするか?を、権利日のかなり直前(1か月程度)でも

  • 今回から辞めます(廃止)
  • 半年以上の保有条件を追加します(改悪)
  • 額面を減らします(改悪)

このような決定と発表が実際にありました。

3・9月権利の株主優待でおなじみ、ファミレスのすかいらーくや ゴルフの平和も、内容の改悪がありクロス民をガッカリさせました。業績あっての株主優待なので 仕方のないことなので、ロングクロスする場合は 優待廃止と改悪も覚悟して取り組む必要があります。

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