株主優待をノーリスクでゲットするクロス取引。逆日歩のない一般信用を使うやり方はおなじみです。できれば、在庫(一般信用売りの注文可能数)が無くなる「直前に」クロス取引できれば理想的です。そんな絶好のタイミングを探す手がかりとして、
- 過去のクロス取引の実績を調べてみたいと思います!
楽天証券の無期限信用の貸株料は1.1%で、SMBC日興証券は1.4%と安いです。しかし、先日こんなツイートをしましたが
人気銘柄で一般信用売り在庫が無くなっている銘柄を
・日興17時(一般3年)と楽天19時(無期限)を狙う
・偶然の放流と補充を狙って巡回するこういうのは株取引や優待クロスのマニアには可能でも、一般的には難しい。
結局、貸株料3.9%のSBI15営業日や楽天14日を頼りにするケースは結構あるでしょう。— 取引とり子&とる造 (@torihikitoriko) November 20, 2019
いくらお得でも、数量限定で早いもの勝ちだと、あっという間に売り切れる現実があります。結局は、注文受付のスケジュールが後半で、貸株料が高め3.9%の
- SBI証券の15日(15営業日)の一般信用
- 楽天証券の14日の一般信用
を頼りにするケースが現実的だよね、というお話です。
貸株料3.9%は、1.1%や1.4%と比べると明らかに高いのですが、日数自体が短期間で済むのなら、お得に使いこなせます♪
実際に、今年の6月までは、わたしもSBI証券の一般信用をメインに使ってクロス取引していました。この記事では、12月優待であるマクドナルドを例として分析をしてみたいと思います。
過去のクロス取引の実績(手がかり)
マクドナルドが分析に適当と考える理由
「そこそこ」人気、だからです。
- △:優待利回りが標準的
- ◎:お店が有名で沢山ある
- △:ジャンクフードなので好き嫌いもある
- ○:時価総額が大きく株自体が多い
- ×:株価が比較的高い
あまりにも株主優待が人気過ぎると、貸株料等コストについて採算度外視でクロス取引する人が増えるため、在庫が慢性的に不足する事態となり、一般的な銘柄の参考にはなりません。
なぜSBI証券だったのか
SBI証券の15日は15営業日なので、楽天証券の14日よりも早い日から注文可能ですが、だいたい同じサービスと考えてOKです。
わたしがたまたま取引でSBI証券を主戦として使っていて、楽天証券の優遇プランにずっと気付かなかったためです・・汗 ※楽天証券の優遇プランの条件は素晴らしいです!
2019年11月現在、株主優待目当てでクロス取引をするなら、日興証券と楽天証券の2つは絶対に外せません。SBI証券は、カブコムと並んで次という存在です。
わたしのクロス取引の履歴
まず、どのようなルールで注文して来たかを説明します。SBI証券は、営業日の19時が翌営業日分の一般信用売り注文の受付開始時刻です。
- 19時に注文する
- 夜間様子をみる
- 翌朝在庫が「×」=無し、だったら
- 成行に訂正して買い注文も追加しクロス取引する
- 在庫が「×」にならなかった日は失効
これを毎日繰り返していたので、手作業ではありますが、ほぼ初めて在庫が無くなる寸前にクロス取引をしているはずです。
17年12月
権利付き最終日「3日前」12/21にクロス取引+現引きして、権利落ち日12/27に現渡し、コストは3,673円でした。
18年6月
権利付き最終日「3日前」6/21にクロス取引+現引きして、権利落ち日6/27に現渡し、コストは3,144円でした。
18年12月
権利付き最終日「当日」12/25にクロス取引+現引きして、権利落ち日12/26に現渡し、コストは2,834円でした。
19年6月
権利付き最終日「当日」6/25にクロス取引+現引きして、権利落ち日6/26に現渡し、コストは1,917円でした。
まとめ
まず、12月は年末年始でお正月を挟むため6月よりも日数がかかります。
ここ2年の権利付き最終日3日前~当日で良かったようです。直近の2回は権利付き最終日当日でOKでした。各社の一般信用サービスのおかげでしょうか?SBIの在庫はゆるくなりつつあるのかもしれません。
コストの総額は2~4千円でした。
今年はいつクロスすれば良いのか?(予想)
ここで提示するクロス取引のタイミングは、わたしの実績(手がかり)から個人的に予想した目安であって、在庫の確保をお約束するものではありません。ご理解の程よろしくお願いいたします。
楽天の短期とSBI証券
3.9%の一般信用です。過去の実績をそのまま応用します。
心配な人は権利付き最終日の4~5日前あたりから警戒し、1日でも粘りたい人は権利付き最終売買日当日まで粘る、を目安にしたいと思います。
とる造
あくまでも人気が標準的な株主優待銘柄の話じゃな。
大人気の銘柄だと、SBIでも楽天でも初日で在庫が無くなってしまうみたいだね。
とり子
楽天証券の無期限
日興証券は?!と思われますよね。残念ですが 2019/11/21現在、日興の在庫にマクドナルドが今季まだ一度も登場していません。というわけで頼みの綱は楽天の無期限信用となります。
ところで、日興(1.4%)と楽天(1.1%)とは貸株料が似ているし、優遇プランが無いなら楽天では手数料がかかり、結果として日興と楽天の優待クロスのコストは似通ったものになります。以下で目安にするタイミングは楽天をイメージしますが、日興でもさほど変わりません。同じ日の在庫状況も、日興と楽天とで、どちらがあるのか?という話は「ほぼ同じで銘柄次第」といえると思います。在庫確保について、日興が強い銘柄、楽天が強い銘柄というような感じです。
なるべく粘りたい人
今年のSBIの権利付き最終日にクロスした場合のコストから、楽天なら何月何日だったかな?と逆算します。
すると、12/5にほぼ同額となるようです。つまり、12/5にはクロスは済ませておきたいとわたしは感じました。
保険をおかけたい人
今年のSBIの権利付き最終日「前日に」クロスした場合のコストから、楽天なら何月何日だったかな?と逆算します。
すると、11/28にほぼ同額となるようです。つまり、11/28にはクロスは済ませておきたいとわたしは感じました。
まとめ
- 11/28~12/5の間に在庫が無くなりそう。
- 11/28よりも前なら大丈夫なのではないか?
繰り返しになりますが、在庫の確保は保証できません。
個人的には、不安だなと思ったときがクロスのチャンスかな・・
とり子
おさらいすると
- 早すぎると貸株料が増える
- 遅すぎると在庫が無くなる(一般信用でクロスできなくなる)
ゲームのブラックジャックではないですが、粘りすぎるとドボンのような事態になります。
- 1日遅いと取り返しがつきませんが
- 数日早い分は数日分のコストを支払うだけ
です。もちろん、
- 最悪制度信用でもいいよ~という人は気軽に粘れる
というパターンもあります。後悔のないクロス取引を♪
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
とり子
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