もうすぐ2019年6月の株主優待の権利日がやってきますね!
3月や9月ほど数は多くないものの、優待族には定番の!そして初心者さんにもおすすめの株主優待があるのが6月優待です!
わたしは株主優待のほとんどを株主優待タダ取りという手法でゲットしていますが、いまSBI証券の口座でクロス(クロス取引の状態で保有)している銘柄、これからクロスする銘柄をご紹介いたします!
わたしの今日の口座はこんな感じだよ!
とり子
とる造
ワシの今日のSBI証券の口座はこんな感じじゃ。
とる造
まず、6月優待のスケジュールを確認しておこう!
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
権利付 最終日 |
権利 落ち日 |
2019年6月25日火曜日の15時までに株を買う、あるいは信用取引の買いポジションを現引きすれば株主優待の権利をゲットできるね!
とり子
とる造
クロス取引した株は2019年6月26日に、つなぎ売りの空売りポジションへ現渡しすればOKじゃ。
株主優待タダ取りって何?どんな方法?つなぎ売りとは?クロス取引とは?そんな疑問に答える記事がこちらです。

すかいらーく
全国でガスト、ステーキガスト、バーミヤン、ジョナサン、しゃぶ葉、夢庵、グラッチェガーデンズ、藍屋、かつ久など、ファミレスを展開している企業でおなじみです。
100株 | 3,000円分の優待カード(お食事券) |
300株 | 9,000円分の優待カード(お食事券) |
500株 | 15,000円分の優待カード(お食事券) |
1,000株 | 33,000円分の優待カード(お食事券) |
株価は6/17現在およそ2,000円ですから、100株なら20万円の資金となり、3千円分の株主優待は利回りで3%/年となります。すかいらーくは利回りの高い株主優待として有名ですし、使い勝手の良さからも初心者にもおすすめの株主優待といえます。
※年2回の株主優待があり、半期分を参考に年間の利回りを計算しています。
できれば、つなぎ売りで一般信用取引を使った株主優待タダ取りをして権利を取りたいですが、空売りが在庫なしの場合、つなぎ売りに制度信用取引を使ってでもクロスして権利を取る価値のある特別な銘柄だと個人的に思います。
ただし、2019年6月末の権利付最終日は受渡日で週末となり、権利落ち日が受渡日で土日を挟んだ週明けです。このため、逆日歩というペナルティ的な手数料のようなものが3日分、つまり通常の3倍発生してしまいます。
逆日歩は事前に予想ができません。無料かもしれないし、株主優待の価値を越えてしまい損することもあります。この点は注意しながら、リスクとリターンを理解・納得した上で株主優待タダ取りを行いましょう。
千趣会
ベルメゾンと言えばご存知の方も多いのではないでしょうか?インターネット通販の老舗、千趣会の株主優待のご紹介です。
100株 | 1,000円分のカタログ買物券(お買い物券) |
300株 | 2,000円分のカタログ買物券(お買い物券) |
500株 | 4,000円分のカタログ買物券(お買い物券) |
1,000株 | 5,000円分のカタログ買物券(お買い物券) |
株価は6/17現在およそ280円ですから、500株なら14万円の資金となり、4千円分の株主優待は利回りで5.7%/年となります。上述のすかいらーくと同様に千趣会も利回りの高い株主優待として有名です。とはいえ、インターネット通販は圧倒的にamazonや楽天、ZOZOなどに押されている現実がありますので、使い勝手は限られた株主優待かもしれません。
※年2回の株主優待があり、半期分を参考に年間の利回りを計算しています。
マクドナルドホールディングス
関東はマック、関西はマクド、ファーストフード世界最大手のマクドナルドです。
100株 | 優待食事券1冊(6枚) |
300株 | 優待食事券3冊(18枚) |
500株 | 優待食事券5冊(30枚) |
1枚につき、バーガー類、サイドメニュー、飲物、3種類の商品を、どれでも選べます!
どれでもなら・・できるだけ高いのを選んじゃうよね?
とり子
17時からの夜マックは、一番安いセットで600円、一番高いセットは倍グランクラブハウスの890円なので、狙い目はこちらでしょうか? ちなみに、セットの平均価格を計算すると687円でした。優待券1枚の価値を金額換算すると600円はありそうですね。 ※2019年6月時点の情報です。
株価は6/17現在およそ4900円ですから、100株なら少しお高く49万円の資金となり、1冊6枚3600円分の株主優待は利回りで1.5%/年となります。若干、利回りの低い株主優待かもしれません。しかし、使い勝手は抜群ですし、どれでも選べる楽しみは株主優待券ならではの特典ですから、おすすめの株主優待といえます。
※年2回の株主優待があり、半期分を参考に年間の利回りを計算しています。

アークランドサービスホールディングス
名前からはすぐ分かりませんが、「かつや」と言えばおわかりいただけるのではないでしょうか?
とる造
安くて美味いカツ丼が食べられる。男性に人気だと思うぞ!ワシも かつやのファンじゃぞ。
100株 | 550円の食事券×2枚=1,100円分 |
200株 | 550円の食事券×4枚=2,200円分 |
1,000株 | 550円の食事券×20枚=11,000円分 |
株価は6/17現在およそ1,900円ですから、100株なら19万円の資金となり、食事券2枚=1100円分の株主優待は利回りで1.2%/年となります。若干、利回りの低い株主優待かもしれません。使い勝手は、近所にお店があれば使えるな、という程度でしょうか?
※年2回の株主優待があり、半期分を参考に年間の利回りを計算しています。
さて、アークランドサービスホールディングスあたりになると、一般信用取引の空売り在庫がすぐ売り切れで無くなってしまう銘柄となります。たとえば、SBI証券の今回の権利で言えば、一般信用取引短期(15営業日)売りが「フライングクロス」という荒業(→15営業日のもう1営業日前に売り建てし、権利落ち日には強制決済で返済する手法)を使わなければ注文できませんでした。現実的には、株主優待タダ取りをするとき、制度信用取引によるつなぎ売りをするしかない銘柄といえるでしょう。
このように、個人投資家による在庫の奪い合いが激化し始めているため、株主優待の人気が高い銘柄や、発行株式数が少ない銘柄では、一般信用取引によるつなぎ売りを行うことが難しくなりつつあります。リターンとコストを計算しながら、金利を支払ってでも早く在庫を押さえる覚悟が必要かもしれません。
もちろん、フライングクロスのようなたくさん金利や手数料を払う手法では、株主優待タダ取りなのにコストがたくさんかかってしまい、タダ取りとは??という状態になります。
とる造のゲットするアークランドサービスホールディングスの1,000株も、11,000円分の食事券が丸ごとリターンとしてタダ取りできるわけではなく、約6,000円のコストを支払ってゲットするわけです。コストは事前に計算可能で固定されています。つまり、約5,000円分の食事券をリターンとしてタダ取りができる、と解釈するわけです。
とる造
ちょっと難しい話かもしれんのう。またいずれ深掘りして解説するつもりじゃ。
ブロンコビリー
ステーキ・ハンバーグでおなじみのブロンコビリーです。東海発祥ですが、東京・大阪近郊のお店も増えてきましたね。
近々上場するあさくまのライバルかもね!ブロンコハンバーグ、美味しいよね!
とり子
100株 | 2,000円分の食事優待券 |
200株 | 3,000円分の食事優待券 |
500株 | 5,000円分の食事優待券 |
1,000株 | 8,000円分の食事優待券 |
2,000株 | 15,000円分の食事優待券 |
株価は6/17現在およそ2,200円ですから、100株なら22万円の資金となり、食事券2枚=2000円分の株主優待は利回りで1.2%/年となります。若干、利回りの低い株主優待かもしれません。使い勝手は、近所にお店があれば使えるな、という程度でしょうか?
なお、ブロンコビリーも、一般信用取引の空売り在庫がすぐ売り切れて無くなってしまいがちな銘柄です。
※年2回の株主優待があり、半期分を参考に年間の利回りを計算しています。
クオカード銘柄@6月優待
最後は、みんな大好きクオカードだよ!
とり子
株主優待にクオカード?金券?配当があるのに、配当金とどう違うの?こういった声もありますね。賛否両論も否めないクオカードですが、株主優待タダ取りをする人にとっては、手堅く嬉しい優待品が金券であり、金券の代表といえばクオカードなのです。
実際のところ、株主優待を設けている企業の優待品としてクオカードは定番です。金券だと、お米券、図書カードが続きますが、減ってきました。株主側としても、残高を細かく切り崩しながら色々なお店で使えるプリペイドカードですから、クオカードが消去法的にも望まれる現実は仕方がありません。
とる造
クオカードは使い勝手が良すぎるからのう。
6月もたくさんの企業が優待品としてクオカードを採用しています。しかし、証券会社の手数料を考えると、500円のクオカードは狙いに行きません!個人的に、クオカードの優待は1000円から狙うと決めています。
SBI証券で制度信用または一般信用の売り注文が可能な銘柄で、1000円以上のクオカードを株主優待タダ取りでゲットできそうな銘柄をまとめました。
銘柄名 | 株数 | QUO額面 | 株価 | 権利月 | 利回り |
ムゲンエステート | 100株 | 1000円分 | 580円 | 6月のみ | 1.72% |
シンシア | 100株 | 1000円分 | 600円 | 6月のみ | 1.67% |
メディアスHD | 100株 | 1000円分 | 725円 | 6月のみ ※1 | 1.38% |
ウイルプラスHD | 100株 | 1000円分 | 850円 | 6月のみ | 1.18% |
AOI TYO HD | 500株 | 3000円分 | 740円 | 6月のみ | 0.81% |
ツカダ・グローバルHD | 200株 | 1000円分 | 610円 | 6月・12月 | 0.81% |
カワニシHD | 100株 | 1000円分 | 1450円 | 6月のみ ※2 | 0.69% |
ファイバーゲート | 100株 | 2000円分 | 3100円 | 6月のみ | 0.65% |
カナレ電気 | 100株 | 1000円分 | 1900円 | 6月・12月 | 0.53% |
ベルパーク | 100株 | 1000円分 | 3900円 | 6月・12月 | 0.26% |
※株価は2019/06/17付近の目安、利回りは半期(6か月)の概算です。
※1:1年以上継続保有で1000円増、3年以上継続保有で2000円増
※2:3年以上継続保有で1000円増
なお、QUOカードが株主優待の銘柄も、一般信用取引の空売り在庫が売り切れて無くなってしまいがちです。なるべく早いうちにつなぎ売りのクロス取引で株主優待タダ取りしておきたいですね。
6月優待、楽しみましょう!
とり子
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