秋冬は毎年IPO(アイピーオー、新規公開株)が増える季節です。IPOは無料の宝くじとも呼ばれています。滅多に当たることはありませんが、良いIPOが当たれば大きな利益を得ることができます。どの証券会社でも無料でできることですから、きっちりとブックビル(抽選に応募)しておきたいですね。もちろん、悪いIPOも存在しますから、ババを引かないような知識も必要です。ブックビルを見送る判断をするためにも、事前の調査をしておきましょう。
ところで、今年はIPOがいまいち盛り上がっていません。株式市場の地合い(市場全体のムード・市場参加者のマインド)が良くないことや、IPOをリードするような話題性ある超大型IPOが無い年である点も影響しているのかもしれません。
さらに、いわゆる上場ゴール(株式市場への上場は本来スタートであるべきなのですが、出資者や創業者が株を換金することを一番の目的とした株式上場)を疑われるかのような企業が目立つため、投資家の姿勢がかなり懐疑的になっています。
特に、市場への吸収金額・株数が多い企業、ベンチャーキャピタルやオーナーによる売り出しが多い企業、赤字が続く企業は避けた方が無難なようですね。
わたしも先日のチャットワークというIPOにヤラれました。損をしたのは残念ですが、このように市場と投資家の評価が「まとも」であることは良いことのようにも思います。証券会社も「市場の空気を読まないような、いい加減な条件」にせず、今後は公募割れをしにくいIPOの条件を決める努力をするかもしれません。
IPOとは?IPO投資とは?ご存知でない方は、こちらの記事をご参考になさってください♪
この先IPOが予定されている3銘柄を簡単にご紹介いたします。わたしのブックビルスタンスも書いておきますので、ご参考になさってください。
浜木綿(はまゆう)
ブックビル期限:10/7
ファミリーレストランより高めな、中国料理チェーンを展開しています。わたしは好きです♪ 美味しいと思います! 上場を機会にもっとお店が増えるといいですね♪ 目指せちょっと高級な王将!
価格上限:2,120円
公開株数:5,382単元
わたしのブックビルスタンス:参加!(しかし値上がり益は少し)
伸びるセクターではありませんが、公開株数がギリギリ少ない部類です。公開株数は5~6千がひとつの基準で、なかなか当たらない枚数とされています。なかなか当たらないということは、公募割れしにくいということです。相場は何よりも需給が大切です。IPOに関わらず、まだ買ってない、買いたい人が未来に待っていることが何よりもも重要です。だから、公開株数は大切だと思うわけです。
ワシントンホテル
ブックビル期限:10/7
ビジネスホテルチェーンです。爆買いの頃はともかく、もうこの手の企業は珍しさもありません。オリンピックもあるのですが、株式市場は3年以上先を見据えて未来を評価します。もう色々と織り込まれていると考えたいところです。
価格上限:1,310円
公開株数:20,700単元
わたしのブックビルスタンス:見送り(当選しても損益の可能性は半々か?)
公開株数が多いです。100株ずつ配ることはありませんが、配るとしたら2万人がもらえる規模感です。内容に特別な魅力がないと、初値は伸びません。特段、将来性が魅力のセクターでもありません。
唯一ポジティブな要素があるとすれば、主幹事が三菱UFJモルガン・スタンレー証券という、個人投資家に馴染みが薄い証券会社である点です。公開株数は多くても、他の証券会社ではほとんど当選しないでしょう。
ネット証券や簡単に当選の優遇条件を受けられる証券会社が配るIPOでは、情強のみなさんによる厳しい目と分析の鋭い事前情報に晒されることになり、自然と初値売りも多くなります。
まあ三菱ということは、どのくらいかは分かりませんが、カブドットコム証券にも割当があるのではないでしょうか。カブコムのブックビルディングはシステムもスケジュールも変わっているので注意してください。欲しい人はカブコムからの応募が狙い目ですよ!
また、モルガン・スタンレー証券ときくと「大口だけのイメージ」があるかもしれませんが、普通の個人投資家でもインターネット取引の口座が開設できます♪ IPOのためにもぜひ口座を作っておきましょう!
インティメート・マージャー
ブックビル期限:10/10
データマネジメント、データコンサルの会社だそうですが、聞いても聞かなくても、mよく分かりません・・笑 でも、名前からして厨二病で、最強の魔法みたいな名前の企業
というのは冗談としても、詳しく調べる必要が無いほどの高騰が約束されたようなお宝IPOです!! 当たれば爆益なのですが、残念ながらまず当たることはないでしょう。
価格上限:1,900円
公開株数:2,990枚
わたしのブックビルスタンス:ダメ元の参加(初値は3~4倍になるでしょう)
公開株数が少なく、セクターも先進的なIT。何も言うことはありません。こういうのが当たれば苦労しないんですがね・・笑
でも、レアなものが当たった経験もあります。数年に1度ですが、それでも全然構わないのです。数年に1度、いや5年10年に一度であっても、10万円20万円が当たるなら、十分やる価値がありますよね。宝くじなら普通は一生その金額は当たりませんよね?!
それではまた♪ お読みくださいましてありがとうございました♪
とり子
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