日興証券さんで、大和証券主幹事 2019/12/10上場予定の新規公開株、テクノフレックスが当選しました!
日興さんの優遇当選は、2019/11/21に上場した トゥエンティーフォーセブン(7074)に引き続き 2件目です。
このテクノフレックスですが
主幹事でない日興で当選?人気微妙なのかな?
とり子
実は、主幹事である大和証券では補欠当選(実質ほぼ落選)でした。
とる造
主幹事+株数多め+チャンス回数10回なのに…
どういうことかと言うと、当たりそうな配分の多い証券会社で実質上落選し、当たらなさそうな配分の少ない証券会社で当選した結果、ということです。珍しいようで、このような記憶がいくつかあり、IPOの当落はつくづく思惑通りには行かない印象です。それでも、当たることもあるのか?!という事実は、心が折れそうになるブックビル作業の励みになります。
なお、IPOには各証券会社で「補欠」(次点、など色々な呼び方があります)という仕組みがあります。補欠とは、当選した人がキャンセルしたり手続きを忘れたりした場合、優先的にそのIPOを繰り上げで当選する権利をゲットした状態を意味します。
せっかく当たったのにキャンセルする人なんているの?
とり子
とる造
それがのう、ワシが過去にやらかした失敗談を話そう。
みんなが欲しがる大人気IPO銘柄の抽選は「ほぼ当たらない」と思ってOK。しかし、わたしは過去、そこそこ良いIPOに当たったことに気が付かず申し込みをスルーしてしまい、初値上昇の利益を見す見す取り逃した苦い経験が2回もあるのです。
当たるといいなぁ!欲しいなぁ!ぽち!
とり子
↓落選↓
またハズレかぁ。やっぱりね。
とり子
これを毎回毎回繰り返すと
つらい。希望の見えない作業つらい。
とり子
そこで、心が折れてしまうから
とる造
どうせ当たらないけど作業じゃ!作業!
このスタンスだと作業は捗るのですが、あまりにも
とる造
作業完了(ヨシッ!) ※現場猫
だと、上場初日「そういえば?まさかね」と思い出したようにブックビルの申込履歴を見たとき
とる造
おい!当たっていたじゃないか!!
こんなことが本当に起きたのです。メールの通知ももちろん設定していたのに、はいはい落選だろ?と、中身をしっかり確認していませんでしたね。こんな失敗をしては本末転倒ですから、気をつけたいものです。なお、このときの補欠の方、おめでとうございました・・笑 さらに可能性の低い補欠申し込みの努力が日の目を見ることもあるのかもしれません。
いくら淡々と作業するといっても、当選・補欠当選を見逃しては本末転倒!
IPO 3449 テクノフレックス
気になるIPOを
- SNSでの評判
- 企業業績
- 直近の傾向を重視する初値予想
の3ステップで解説します♪
ツイッターやブログでの当落チェック
テクノフレックスの当選報告をツイッターで検索してみると、たくさんの当選報告があるような印象を受けました。
一方、テクノフレックスの落選報告です。
ブロガーの人でもない限り、わざわざの落選は報告しないかもしれませんが、当選の報告が多く、落選の報告は明らかに少ない印象です。実際は違いますが、仮に100株ずつだとして27,000人に配分がある規模ですから仕方ないでしょう。
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どんな会社?株価は期待できるの?
継手(つぎて)を作る会社だそうです。
つぎて??
とり子
ジョイントと言えば、まだイメージできますね。主に配管などをつなぎ合わせる接合部のパーツです。これが、どんな場所に使われているのかも
へえ・・そうなのか(真顔)
とり子
としか言えません。大切なお仕事、会社っぽいのは分かるのですが
- ぶっちゃけ縁の下の力持ち過ぎて地味
です。次に、株式投資をするわたしたちが気になる業績ですが、
- 近年の売上はじわじわ無難に上昇
- 利益も無難に出していて
- 今回の公募価格に対する割安性もある(低PER)
このような内容です。
あれ?良い感じじゃない?初値期待できるの?
とり子
とる造
それがのう、特にIPOとなると・・話は違うのじゃよ。
値上がり益を期待する投資家にとって 最重要視するポイントは企業業績の成長性!
次の例で考えてみましょう。
- 今業績が良いけど将来もっと良くなる(だろう)
- 今業績が良いけど将来もこのまま(だろう)
- 今業績が悪いけど将来良くなる(だろう)
今から株を買う人の気持ちを考えてみてください。
- 今から発生する利益=未来の株価-今の株価
ですから、もし今から株を買うのなら(1)の選択が良さそうだと思いませんか? もちろん(3)も魅力的です。しかし、実際に悪い業績になった事実は今後もリスクとなる可能性が残ります。原因をしっかりと分析できる必要があり上級者向けでしょう。
この例でいえば、テクノフレックスは残念ながら(2)に該当します。
さらにIPOというものは、昨日まで株式市場に居なかったけど、今日から何かすごいことをやってくれるかもしれない期待の新人であるわけです。飛び入りの新人に何を期待しますか?
- 成長性をイメージできる(根拠は不明でもよい)
- 単純に夢やワクワク感のあるテーマ
この2つ目は一見「何言ってんだ?」と思うかもしれませんが、初値高騰に期待感はとても大切な要素です。株式投資の世界には「期待で買って事実で売る」という言葉もありますからね!
かといって、既に分かっている明らかな減点はダメです。ここではありませんが、今年の12月は明らかな減点のあるIPOが今後登場します。気をつけたいですね。それらと比べると、テクノフレックスは安心感があるでしょう。
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テクノフレックスの初値予想
色々な初値予想のサイトはありますが、わたしの今年の初値予想3銘柄(テクノフレックスを含む)は
- 自分も当選したIPOで損益の責任を被っている(自腹)
ところが自慢です!チャットワークではひどい目に遭いました・・苦笑
何とトゥエンティーフォーセブンではピタリ賞でした♪
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今回は、東証二部という点が大きな特徴です。IPOらしさが乏しく、良くも悪くも目立ちません。
まずデメリットを挙げておきます。公開株数が「多い」点と業種が「地味」な点です。投資単価が10万円未満である点はメリットです。デイトレードやスイングトレードをする人を含めた、新しい買い手には歓迎となります。
公開株数(需給は一番重要):△(ギリセーフ)
市場吸収額(これも需給):△(株価が安くギリセーフ)
オファリングレシオ:×(売り出しが多い)
株主構成:△(ベンチャーキャピタルが目立つ)
IPO全体ムード:○(改善中)
ブックビルスタンス:△(辞退はしない)
ベンチャーキャピタルは目立ちますが、すぐに市場で売られる株数は限定的のようで、大株主もちゃんと残るようです。上場後の売り浴びせを警戒するほどではありません。
値上がりしたらラッキー、まあ同値でしょうね!というスタンスで構えたいですね。
さて、初値予想です。2019年のIPOを近い順から、業種はバラバラですが、東証2部上場で公開株数が多めの4銘柄について、実績の平均値を計算して根拠にしたいと思います。公募価格と公開株数、初値の騰落率は
- 2019/10/30 恵和 770円 2,280,400株 → +33.2%
- 2019/10/18 ワシントンホテル 1,310円 2,070,000株 → +11.6%
- 2019/6/26 ヤシマキザイ 1,280円 921,000株 → +13.2%
- 2019/3/19 KHC 850円 1,764,000株 → -2.2%
このような状況ですが、「恵和」はオファリングレシオや株主構成、スケジュール、全てにおいてテクノフレックスよりも明らかに恵まれていたので除外したいと思います。よって3銘柄の平均は +7.5% です。900円の107.5%は 967円になりました。
テクノフレックスの初値予想:967円
さて、どうなるでしょうか?楽しみです。
とり子
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最後までお読みくださいまして、ありがとうございました♪
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