株主優待のもらい方&クロス取引のやり方(制度信用?一般信用?)

クロス取引
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株主優待自体をもらう方法

まず、株主優待自体をもらう方法は、大きく分けると2つあります。

  • 現物の株を買ってホールド
  • クロス取引をする=通称、株主優待タダ取り優待クロスなどと呼ばれている方法です。

現物の株を買う方法

現物の株を、権利付き最終日以前に購入し、権利落ち日以降に売却する方法です。もっともシンプルなやり方です。証券口座だけがあれば、誰でもできます。

現物の株を買うメリット

  • 信用口座が無くてもよい
  • 注文の手間がかからない
  • 株の値動き自体で得する可能性がある
  • 配当金をもらえる

現物の株を買うデメリット

  • 株の値動き自体で損する可能性がある

現物株の購入が向いている人

まず、インカムゲインが目的の人です。

  • たとえば5年、10年以上の長期投資をするつもりの人

株自身の値動きによる利益が目的ではなく、長い年月をかけ、何度も配当金や株主優待をもらうことでリターンを得る(元を取る)ことが目的の人のことです。もちろん、さらに株価が上がれば御の字ですが、それはあくまでも「おまけ」と考えられるの人のことです。

次に、キャピタルゲインが目的の人です。

  • 市場全体の相場観に自信のある人
  • 企業分析が得意な人
  • テクニカル分析が得意な人

株自身の値動きによる利益が目的の人のことです。

でも、これができたら誰も苦労しないよね!

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とり子

株の値動きの予想は難しいものです。個人投資家・機関投資家・外国投資家、誰もが儲けたい、損をしたくないと思っています。世界中のプロと戦うことは、簡単なことではありません。

PERPBRから企業を分析したり、テクニカル指標を使ってチャートを分析したり、方法は色々あるでしょう。しかし、わたしが個人的におすすめする戦略は、

  • 市場全体が歴史的な大暴落をしたとき

を、じっと待つことです。リーマンショックは「100年に1度の大暴落」と、当時リアルタイムでも言われていました。その後、世界的な金融緩和のおかげもありますが、事実として、リーマンショック以降、特に2013年以降の日経平均株価は上がりっぱなしです。

たとえば、株主優待でおなじみの桐谷さんのように、大きな暴落を耐えたり、大きな暴落を機会に株に興味を持って株を始めたりした個人投資家は、結果として長期投資をすることになり「株を持ったままで」何年も配当金と株主優待をもらい続けています。

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とる造

ただし、いつ来るか分からない機会を待っていたら、おじいちゃんになってしまうかもしれんがのう。

現物株を安く買えれば良いのですが、値動きの予想と同様に安く買うことは簡単なことではありません。

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クロス取引を使う方法

権利付き最終日以前にクロス取引(と現引き)をして、権利落ち日以降にクロスポジションの決済(=現渡し)をする方法です。株主優待を目的としたクロス取引は、通称、優待クロスと呼ばれています。

クロス取引とは?と思った方はこちらの記事をご覧ください♪

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とり子

クロス取引とは
/wp-content/uploads/i_toruzo_nico.pngとる造クロス取引の意味と、クロス取引をする理由を解説するぞい。クロス取引とは、同じ数量の買い注文と売り注文を、同じ価格で同時...

さて、クロス取引をするためには、まず

  • 信用口座を持っている

ことが条件となります。信用取引を利用するためです。信用取引と聞くと怖いイメージがあるかもしれませんが、クロス取引に限定して使う場合にはそんなことはありません。

たいていのクロス取引は

  • 信用買いと
  • 信用売りを

セットで同じ株数同時に注文することでスタートして、

  • 約定した信用買いは、現引きして現物株に
  • 約定した信用売りは、そのまま現物株に対する「つなぎ売り」として

ホールドする(持ち続ける)流れです。そして、クロス取引にも2種類のやり方があります。

  • つなぎ売りに制度信用取引を使う
  • つなぎ売りに一般信用取引を使う

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とる造

つなぎ売りとは?詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

つなぎ売りとは
つなぎ売りとは、保有株と同じ銘柄への信用売り(空売り)のことです。信用売りは、株価が下がると利益になります。今後の株価下落が予想できるものの、どうしても保有株を売りたくないとき、つなぎ売りをしておけば、株価の下落による損を信用売りの利益で減らすことができます。

まず、制度信用でも一般信用でも、クロス取引に共通するメリット、デメリットを説明します。

クロス取引のメリット

  • 株の値動き自体で損する可能性が無い

株主優待の利回りは優秀なもので1%です。一方、株価はたった1日で数%変わることが珍しくありません。たったひと晩の売買であっても、株自身の損益が株主優待の価値を上回ってしまうほどのリスクを抱えています。しかし、クロス取引を使うやり方であれば、ノーリスクに株主優待をもらうことができます。

株主優待タダ取りとは、値動きのリスク無しで株主優待をもらう方法のことなんだね!

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とり子

クロス取引のデメリット

  • 配当金はもらえない

株主優待はもらえますが、さすがに配当金はもらえません。また、クロス取引であったとしても、株主としての権利は発生しますので、議決権の行使や、株主総会への出席は可能です!

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制度信用を使ってクロス取引する

制度信用を使う場合、ほとんどは権利付き最終売買日当日にクロス取引をします。稀に、最終売買日に信用取引の規制がかかって取引ができないケースがありますので、状況によってはもう1営業日早くクロス取引する工夫も考えられます。

制度信用のメリット

  • 注文の手間がかからない
  • 注文に規制や制限がほぼ無い
  • 運が良ければコストも安く済む

後述の一般信用の説明をご覧になればお分かりいただけると思うのですが、制度信用のメリットで強調したい点は「とにかく楽」という点ですね。

制度信用のデメリット

実は、制度信用を使う場合は完全にノーリスクにはなりません。(※後述する、一般信用を使う場合にやっと完全なノーリスクが実現できます)

  • 運が悪ければ逆日歩で大損する

※逆日歩の上限の値(金額)は事前に計算できますが、たいてい株主優待の価値を大きく超えてしまいます。

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とる造

先日わたしが食らった逆日歩の記事です。怖さが伝わるのではないでしょうか?

【逆日歩が怖い】クロスした銘柄一覧と逆日歩の計算【2019年9月優待クロス】
本日は2019年9月優待の権利付き最終日。一般信用在庫の争奪戦、クロス取引の作業、お疲れさまでした♪ そして明日は権利落ち日と逆日歩の発表日です。優待クロスは本日の現引きと、明日の現渡しまでが遠足です...

逆日歩の計算方法を紹介した記事です。

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とり子

逆日歩の調べ方
本日2019年6月26日に発表された、すかいらーくの逆日歩がやばかったです! つなぎ売りをクロス取引に使った株主優待タダ取りをする個人投資家は、逆日歩について詳しく知る必要があります。逆日歩の金額は事...

制度信用に向いている人

  • 注文の手間をかけたくない人
  • リスクを受け止められる人
  • 逆日歩の予想に自身のある人

いくら逆日歩が怖いといっても、逆日歩の支払い金額の上限は事前に計算できます。不確実性に委ねるわけではないので、ギャンブルといっても、限定的なギャンブルといえるでしょう。もちろん、逆日歩がたくさんついてしまった場合は、たいてい株主優待の価値を上回ってしまいますから、損をする覚悟で臨むわけです。

  • 一般信用の手間も時間のコストと考える
  • 複数の株主優待を合わせてトータルで儲けられれば良い
  • どうしても欲しい株主優待だった

このような考え方もできるので、個人的には制度信用を使う選択も全然ありだとは思います。

一般信用を使ってクロス取引する

一般信用を使う場合、ほとんどは権利付き最終売買日よりずっと前にクロス取引をします。なぜなら、一般信用の売り注文は、証券会社ごとに注文を受け付ける株数に上限があるからです。一般信用売りは「早いもの勝ち」と覚えてください。しかし

  • 信用買いはホールド日数分の金利がかかる
  • 信用売りはホールド日数分の貸株料がかかる
  • 現物株は何日ホールドしても無料

ため、信用買いは「すぐ現引きするから」費用がかかりませんが、信用売りはホールド期間が長くなると長い分の費用がかかるのです。早いもの勝ちとはいえ、株主優待の価値を越えるような費用を支払ってしまうと本末転倒ですよね。一般信用を使う場合は

  • いつクロス取引をすれば良い?

という問題が最大の悩みであり、一般信用を使った優待クロスのテクニック、株主優待タダ取りのコツの全てと言っても過言ではありません。

一般信用のメリット

  • 逆日歩が無いので事前に費用(コスト)を計算できる

つなぎ売りの貸株料、信用買いの金利と手数料がコストの全てです。

コストの詳しい計算方法を紹介した記事です。

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とり子

優待クロスの手数料 コストを計算する
優待クロスとは、株主優待を目的としたクロス取引のことです。優待クロスのやり方は、以下の記事で具体例を使って分かりやすく解説しました。クロスはいつからいつまで?クロスの時間やタイミングも説明しています...

一般信用のデメリット

  • 注文の手間がかなりかかる(期間・注文回数)
  • 日数分の貸株料がかかる
  • 注文できる銘柄と注文できる数に制限がある

手間、とサラっと書きましたが深堀りしてみましょう。

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とり子

先ほど、一般信用の売り注文は、証券会社ごとに注文を受け付ける株数に上限があると書きましたが、その一般信用売りの注文可能数のことを「在庫」と呼んでいます。在庫は、個人投資家の注文と、証券会社による補充とで、日々変化します。株主優待が人気の銘柄では、権利付き最終日のずっと前から在庫が無くなってしまいます

さて、手間の中身を挙げてみると

  • 一般信用売りが「どの証券会社」でできる?
  • その一般信用売りの「在庫」がある?
  • 今クロス取引を始めると「コスト」はいくら?
  • 「いつ」クロス取引を始める?=在庫を「いつ」確保する?
  • 取り逃した在庫の復活を期待して監視する。

このような事前の調査と、日々続ける調査や作業があります。

この調査と作業は、人気の銘柄または在庫が少ない銘柄で権利付き最終日の約2~3か月前から、そこそこの銘柄でも約1~2か月前を目安に始めておきたいものです。

  • 作業が権利付き最終日だけの制度信用
  • 準備が1~2か月前からの一般信用

こう覚えておくと良いかもしれません。大変さが少し伝わりますでしょうか?

一般信用に向いている人

  • 銘柄の調査、注文の手間をかけられる人
  • リスクは絶対にとりたくない人
  • 逆日歩を1円も支払いたくない人

一般信用を使うと完全にノーリスクが実現できます。場合によってはすずめの涙ほどの少ないリターンになるのですが、その取引をする/しないを自分で選択できますからね。性格的に

  • コツコツが好きな人
  • ポイントを貯める趣味のある人
  • お金が減らないことが好きな人(お金が増えることよりも)

このような人には向いている方法です。一般信用を使ったクロス取引で株主優待をタダ取りする方法は、もはや

  • 投資というより作業、労働

かもしれません。それでも、投資の世界において、ここまでほぼ「確実に稼ぐ」「確実に儲ける」と言えるような手法は、IPO投資を除けば思い当たりません。手法として知っておいて、実際にやってみて、自分の性格や投資スタイルに合うかどうかを確かめてみても損はないと思います♪

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こちらはわたしたち(とり子&とる造)のツイッターです。もしよろしければ、色々情報交換して株主優待やクロス取引の輪を広げましょう♪

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とり子

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